駄菓子の名前の由来2021年1月27日

駄菓子を幼少期に夢中で食べてた方も多いと思いますが、
駄菓子はその安さや美味しさで私もたくさんお世話になった一人です。
200円程度のお小遣いを手にし、近所の駄菓子屋さんに行くあのワクワク感は今も覚えています。
食べるのもそうですが、手持ちのお金でどれだけの駄菓子を買えるか計算しながら買い物をしている感覚も楽しかったのです。

でもよく考えてみた時に、「駄菓子」の定義とは何か知りませんでした。
「お菓子」と「駄菓子」はどう違うのか。
そもそも駄菓子の「駄」とは何を意味するのか分からずに食べていました。

昔は駄菓子屋に売っていて安いから勝手に駄菓子と思っていたが、
辿ってみると「駄菓子」という言葉は江戸時代から存在するそうです。
江戸時代のお菓子には主に上白糖が使用されていましたが、
当時の上白糖はとても高級品で、身分の高い大名や武士の方しか食べることができなかったそうです。
また、それらのお菓子を「上菓子」と呼んでいました。

そこで、上白糖の代わりに安価な黒糖を使用したお菓子を「駄菓子」と呼び
「駄菓子」イコール「安いお菓子」というイメージが定着しました。

また「駄」には「つまらないもの」「粗悪品」などの意味を持つようですが、
駄菓子は安価で楽しめる素敵なお菓子なので、現在は名前本来の意味とはかけ離れているように感じます。

現代の駄菓子は原材料の高騰化や消費税増税、機械老朽化などの問題で、
お馴染みの駄菓子が製造停止になっていることがあります。
販売価格が安い駄菓子なので、商品を存続させるのも大変なのが理解できます。
駄菓子の懐かしさを途切れさせないよう応援して、今後も食べ続けていきます。

引用:https://gimon-sukkiri.jp/sweets/